[文書タイトル]

イカルはアウトラインプロセッサによるHTML文書を作成するソフトウェアです

文書編集領域

文書編集領域は文書のページ構成を編集する領域です。

文書は複数のページより構成されます。またページは章と節のように親子関係になる場合もあります。
文書編集領域では、このような文書とこれを構成するページの関係を、文書を頂点とするツリー構造で表示します。
文書編集領域で文書の下にページの追加し、既存のページの位置関係を変更する作業を行います。
ツリーはノードと呼ばれる結び目よりなり、頂点のノードは文書を、その下のノードはページを表します。

コンテキストメニューとツールバー

文書編集領域のツリーノード上で右クリックし、文書編集コンテキストメニューを表示して文書の編集を行います。
またよく使う機能は文書編集領域の上にあるツールバーのボタンからも実行できます。

コンテキストメニューとツールバー
元に戻す
(UNDO機能)
ページの追加、移動、削除の処理を元に戻します。無限回戻すことができます。
この処理はページ内の編集とは独立して行うことができます。
やり直し 元に戻したページの追加、移動、削除の処理をもう一度行います。
同列上に追加 選択しているページの上に選択しているページと同じ階層のページを追加します。
同列下に追加 選択しているページの下に選択しているページと同じ階層のページを追加します。
子を追加 文書を選択している場合は文書の下に最上位の階層となるページを追加します。
ページを選択している場合はページの下に選択しているページの子の階層となるページを追加します。
インポート テキストファイルを読込み、文書のページとして追加します。
インポートするファイルの形式はインポートファイル形式をご覧ください。
上に移動 選択しているページを従属する子ページを含めて上に移動します。同じ階層で前方に移動します。
下に移動 選択しているページを従属する子ページを含めて下に移動します。同じ階層で後方に移動します。
左に移動 選択しているページを従属する子ページを含めて左に移動します。階層が上がります。
右に移動 選択しているページを従属する子ページを含めて右に移動します。階層が下がります。
右に移動(単独) 選択しているページを従属する子ページを含めずに右に移動します。階層が下がります。
ページを切り取り 選択したページおよび従属する子ページを切り取ります。
ページをコピー 選択したページおよび従属する子ページをクリップボードにコピーします。
ページを貼り付け 選択したページに従属する子ページとしてクリップボードのページを挿入します。
ページを削除 選択しているページを従属する子ページを含めて削除します。
文書のプロパティ 文書のプロパティを設定します。文書を選択している場合に表示されます。
文書のプロパティダイアログが表示されます。詳細は文書のプロパティダイアログをご覧ください。
ページのプロパティ 選択しているページのプロパティを設定します。
ページのプロパティダイアログが表示されます。詳細はページのプロパティダイアログをご覧ください。
選択ページをHTMLに変換 選択しているページのみをHTMLファイルに変換して出力します。
出力先のフォルダは文書プロパティの目的別の生成先フォルダが用いられます。
出力ファイル名はページプロパティの生成ファイル名が用いられます。
生成ファイル名に拡張子の指定が無い場合は文書プロパティの目的別の拡張子の設定が用いられます。
文書プロパティに目的別のFTP設定がなければ、ファイル生成後に既定のブラウザを起動して生成ファイルを表示します。
文書プロパティに目的別のFTP設定があれば、ファイル生成後にファイルをWEBにアップロードし、アップロードしたファイルを既定のブラウザで表示します。
全ページをHTMLに変換 文書ノードを選択した場合に表示されます。
文書の全てのページをHTMLファイルに変換して出力します。
出力先のフォルダは文書プロパティの目的別の生成先フォルダが用いられます。
出力ファイル名は各ページプロパティの生成ファイル名が用いられます。
生成ファイル名に拡張子の指定が無い場合は文書プロパティの目的別の拡張子の設定が用いられます。
文書プロパティに目的別のFTP設定がなければ、全ファイル生成後に既定のブラウザを起動して最初の生成ファイルを表示します。
文書プロパティに目的別のFTP設定があれば、全ファイル生成後に全ファイルをWEBにアップロードし、アップロードした最初のファイルを既定のブラウザで表示します。
選択ページ以下をHTMLに変換 ページノードを選択した場合に表示されます。
選択しているページを従属する子ページを含めてHTMLファイルに変換して出力します。
出力先のフォルダは文書プロパティの目的別の生成先フォルダが用いられます。
出力ファイル名は各ページプロパティの生成ファイル名が用いられます。
生成ファイル名に拡張子の指定が無い場合は文書プロパティの目的別の拡張子の設定が用いられます。
文書プロパティに目的別のFTP設定がなければ、全ファイル生成後に既定のブラウザを起動して最初の生成ファイルを表示します。
文書プロパティに目的別のFTP設定があれば、全ファイル生成後に全ファイルをWEBにアップロードし、アップロードした最初のファイルを既定のブラウザで表示します。
ローカルのHTMLをブラウザで表示 選択しているページの変換済みのHTMLファイルを既定のブラウザで表示します。
変換済みのHTMLファイルがない場合は、このメニューは使用不可となります。
選択ページのHTMLをWEBにアップロード 選択しているページの変換済みHTMLファイルをWEBにアップロードします。
アップロードするWeb上のサイトは文書プロパティの目的別FTP設定のホストアドレスが用いられます。
アップロードするWeb上のフォルダは文書プロパティの目的別FTP設定のホストの転送先フォルダが用いられます。
全ファイルをWEBにアップロード 文書ノードを選択した場合に表示されます。
生成先フォルダ内の全ファイルまたは生成されたHTMLファイルをWEBにアップロードします
アップロードするWeb上のサイトは文書プロパティの目的別FTP設定のホストアドレスが用いられます。
アップロードするWeb上のフォルダは文書プロパティの目的別FTP設定のホストの転送先フォルダが用いられます。
選択ページ以下のHTMLをWEBにアップロード ページノードを選択した場合に表示されます。
選択しているページおよび従属する子ページの変換済みHTMLファイルをWEBにアップロードします
アップロードするWeb上のサイトは文書プロパティの目的別FTP設定のホストアドレスが用いられます。
アップロードするWeb上のフォルダは文書プロパティの目的別FTP設定のホストの転送先フォルダが用いられます。
WEBのHTMLをブラウザで表示 選択しているページのWEBにアップロードされている変換済みHTMLを既定のブラウザで表示します。
表示するWebサイトは文書プロパティの目的別配置先Webサイトが用いられます。

インポートファイル形式

インポート機能で使用するファイルの形式を規定します。
インポートファイルの形式はタブ区切りテキストで1段落1行で各列の内容はは次の通りです。

1列目 ページタイトル
2列目 段落ID
3列目 段落スタイル
4列目 段落タイプ
htable 見出付きテーブル
ntable 見出無しテーブル
row テーブル行
ulist 順序無しリスト
olist 順序付きリスト
division グループ
pretext 整形済みテキスト
data データ
5列目以降 階層に応じた列に段落のテキストを設定します。テキストが空白の場合は[untitled]と設定します。

1つのファイルに複数のページを含めることができます。この場合ページタイトルがページ区切りとなります。
インポートファイルはExcelで編集し、タブ区切りテキストとして保存することを想定しています。
現バージョンではセル内の改行は認められていません。改行は$br$と記述して下さい。

文書のプロパティダイアログ

文書編集領域の文書ノード上のコンテキストメニューで「文書のプロパティ」を選択して文書のプロパティダイアログを表示します。
文書のプロパティダイアログでは文書に関するプロパティを設定します。

文書のプロパティ一覧
文書のタイトル名 文書のタイトルを設定します。
文書タイトルは通常はページに表示されませんが、変数[文書タイトル]を用いてHTMLファイルに表示することもできます。
(必須)
文書目的別設定 当システムは、一つの文書をWeb用、製品添付マニュアル用、印刷用など、複数の目的毎に異なる形式でHTMLを生成することができます。
文書の目的別に文書目的名、使用テンプレート、生成先フォルダ等を設定します。
目的追加ボタン 目的追加ボタンを押すと新しい目的を追加することができます。
文書目的名 目的とする目的名を設定します。目的名はWeb、マニュアル、印刷など簡潔な名前にして下さい。
目的名はタブ名として表示されます。
(必須)
使用テンプレート HTMLに変換時に使用するテンプレートファイルを右側のファイル参照ボタンより設定します。
テンプレートは目的毎に異なります。上の文書目的に対応したテンプレートを選んでください。
テンプレートは必ずしもここで設定する必要はありません。
テンプレートはページ毎にも設定できます。テンプレートは文書での設定よりもページでの設定が優先されて使用されます。
文書にもページにもテンプレートが設定されない場合は内蔵する既定のテンプレートが使用されます。
生成先フォルダ HTML生成時にHTMLファイルを出力するフォルダを右側のフォルダ参照ボタンより設定します。
生成先フォルダも目的毎に異なるフォルダを指定しますので、上の文書目的に対応したフォルダを選んでください。
(必須)
既定の拡張子 HTML生成時のHTMLファイル名はページのプロパティで設定しますが、ファイル名にファイル拡張子が設定されていない場合は、この既定の拡張子が用いられます。
既定の拡張子は文書目的毎に設定しますので、上の文書目的に対応した拡張子を設定してください。
(必須)
配置先Webサイト 生成されたHTMLファイルを実際に配置するWEBサイトのアドレスを設定します。
配置先Webサイトも目的毎に設定します。
Webに置かない場合は指定する必要はありません。
FTP設定ボタン 生成されたHTMLファイルをWEBサイトにアップロードするときの設定をします。
FTP設定は文書目的ごとに設定します。
ファイルのアップロードにこのソフトを使用しない場合は設定は不要です。
FTP設定ボタンを押すとFTP設定ダイアログが表示されます。詳細はFTP設定ダイアログをご覧ください。
テンプレートと生成先フォルダを文書フォルダの相対アドレスで保存 チェックを付けると、テンプレートと生成先フォルダを文書ファイルフォルダの相対アドレスとして保存します。
こうすることにより、設定を変えずに文書ファイルとテンプレートと生成先ファルダをまとめて移動することができます。
ただし相対アドレスとして保存するには、テンプレートと生成先フォルダは文書ファイルのあるフォルダの配下にある必要があります。
文書変数 HTML作成時にHTMLページに埋め込む文字列を変数名と値で設定します。
例えば変数名「キーワード」、変数値「パソコン」と設定した場合、テンプレートまたはページでアウトラインプロセッサ HTML生成 PDF作成 マニュアル作成 フリーソフトと書かれている部分がパソコンに置き換わります。
テンプレートまたはページでの変数名の指定は[ ]で囲むことに注意して下さい。
文書変数は複数設定することができます。これらの変数は文書全体で共通に使用できます。
変数の値は改行を入れて複数行にすることができます。HTML作成でよく現れるフレーズを部品化して簡潔にする用途にも利用できます。
システム変数名 システム変数とはシステムの決められた用途に使用される変数で、既定の変数名が付けられています。
例えば上記の文書のプロパティで設定される文書タイトルの設定値を現す文書タイトルというシステム変数名があります。文書タイトルをHTMLページに埋め込む場合は通常はこのシステム変数名を用いて[文書タイトル]と記述します。こうすればHTML作成時に[文書タイトル]が文書プロパティで設定した文書タイトルの内容に置き換わります。
しかしながらHTML文書の中に[文書タイトル]という文字列をそのままに残したい場合もあります。このためにシステム変数名を自由に変更することができるようになっています。
例えば文書タイトルのシステム変数名をDocumentTitleとすれば[DocumentTitle]と記述されたところが文書タイトルの内容に置き換わるようになります。
システム変数には次のものがあります。
文書タイトル 文書タイトルを表す変数名を設定します。
ページタイトル ページタイトルを表す変数名を設定します。
ページ内容 ページ内容を表す変数名を設定します。
テンプレートで用いられ、この変数名の位置にページ内容がHTMLとして出力されます。
文書目次 文書目次を表す変数名を設定します。
文書目次は文書内の全てのページへのリンクの階層的なリストです。
部分目次 部分目次を表す変数名を設定します。
部分目次は対象ページの下位に従属する全てのページへのリンクの階層的なリストです。
ページ目次 ページ目次を表す変数名を設定します。
ページ目次は対象ページ内のアンカー位置への階層的なリストです。
アンカーとして段落のIDが用いられます。階層的につながらないアンカーはリストに含まれません。

FTP設定ダイアログ

生成されたHTMLファイルをWEBサイトにアップロードするときの設定をします。
アップロードにはFTPプロトコルが使用されます。

ホストアドレス FTPサーバーのアドレスを設定します。
ユーザー名 FTPサーバーのユーザー名を設定します。
パスワード サーバーのユーザー名に対するパスワードを設定します。
ホストの転送先フォルダ ホストの転送先フォルダを設定します。
転送先フォルダは、”/”から始まるフルパスを指定します。
パッシブモードを使用する パッシブモードでFTPサーバーに接続する場合はチェックを付けます。
HTML作成時にWEBへアップロードする 文書のページよりHTMLを作成した場合に、同時にWEBにアップロードする場合はチェックを付けます。

ページのプロパティダイアログ

文書編集領域のページノード上のコンテキストメニューで「ページのプロパティ」を選択してページのプロパティダイアログを表示します。
ページのプロパティダイアログでは個別のページに関するプロパティを設定します。

ページプロパティ一覧
ページタイトル ページのタイトルを設定します。
ページタイトルは変数を用いてHTMLファイルに表示することができます。
(必須)
目次から除外 文書目次を作るときに、このページを目次に表示したくない場合にチェックを付けます。従属するページも目次から除外されます。
生成ファイル名 HTML生成時のファイル名を設定します。他のページと重複しないファイル名を設定してください。
ファイルに拡張子が指定されていない場合は文書のプロパティで設定した目的別の拡張子が付加されます。
ファイルは文書のプロパティの生成先フォルダに作られます。
生成先フォルダ内の子フォルダに生成する場合は生成先フォルダよりの相対指定を行ってください。
(必須)
文書目的別テンプレート HTML作成時に使用するテンプレートを設定します。テンプレートは文書目的別に設定します。
テンプレートは必ずしもここで設定する必要はありません。設定する場合は右にあるボタンでファイルを選択して設定します。
ここで設定がない場合は、ノードツリーで上位のページを遡り最初に設定されているテンプレートが使用されます。
どの上位のページにもテンプレートが設定されていない場合は文書に設定されたテンプレートが用いられます。
文書にも設定されていない場合は既定のテンプレートが用いられます。
ページ変数 HTML作成時にHTMLページに埋め込む文字列を変数名と値で設定します。
例えば変数名「キーワード」、変数値「パソコン」と設定した場合、テンプレートまたはページでアウトラインプロセッサ HTML生成 PDF作成 マニュアル作成 フリーソフトと書かれている部分がパソコンに置き換わります。
テンプレートまたはページでの変数名の指定は[ ]で囲むことに注意して下さい。
ページ変数は複数設定することができます。これらの変数はこのページまたはこれに従属する子のページで有効です。
子のページと重複する場合は子を優先します。

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