販売管理ムシステム Fine

FINEは入力から出力まで自由なカスタマイズ機能のある販売管理システムです

7-4 売上管理


売上管理は売上を多方面から分析に営業試料として活用するものです。売上管理には予め作られた帳票はありません。売上管理では多次元分析表を用いて利用者が自由に売上分析の帳票を作ることができます。
ツールバーの[売上管理]ボタンを押と売上管理メニュが表示されます。

管理帳票の作成方法については「第7章 管理表作成」をご覧下さい。

7-4-1 多次元分析表とは

多次元分析表とは販売管理で蓄積されたデータを色々な角度から分析し、経営に有効な情報を引き出すための強力なツールです。
販売管理では日々売上や仕入のデータを入力しています。これらは請求書の作成や支払の管理のために必要なデータですが、単にそれだけで終わるのでは貴重な情報を捨てるようなものです。販売管理で入力されたデータにはこれからの営業の資料となる貴重な情報が含まれています。例えば売上データには、日付、得意先、支店、商品、決済区分(掛または現金)、2つの伝票区分(担当者や催しなど)などの情報と関連付けられた売上数量、金額、原価などの情報が蓄えられています。また取引先には2つの取引先区分が、商品には商品部門と2つの商品区分が設けられています。
これらの情報を組み合わせることによって、例えば地区別売上集計表、月別担当別粗利表、地区別商品別売上分析票などの管理帳票を得ることができます。従来の古い手法では、必要に応じてこれらの帳票を作るプログラムを個別に用意していましたが、これらの情報の組み合わせ方法は数え切れないほど多く、ユーザー様の欲しい帳票を全て用意することは不可能です。
そこで当システムではこれらの管理帳票を個別に提供するのではなく、お客様がその場で任意の項目の組み合わせで情報を整理分析する手段として多次元分析表を用意しました。多次元分析表を用いれば膨大なデータを色々な視点から分析し、真に必要な情報を抽出することが可能になります。

当システムの多次元分析表では、帳票の頁、欄(列)、行の各々に自由に項目を指定することができます。特に行には3種類までの項目が設定できます。また前年対比を行うことも可能で実質的に6次元の集計が可能です。

7-4-2 多次元分析表の操作

ツールバーの[売上管理]ボタンを押し多次元分析表を選ぶと「多次元分析表の設定」ダイアログが表示されます。

集計項目の設定

分析表をどの項目で集計するかを設定します。集計項目は頁、欄(列)および行の各々に設定します。行には最大3つの項目が設定できます。頁、欄(列)および行に設定できる項目は次の通りです。

(1).頁項目

頁毎の項目は、例えば地区毎に別頁にするとか、得意先毎に別頁にする等の場合に設定します。設定なしでも構いません。 指定できる項目は次の通りです。

1 得意先区分1 得意先マスタ上の得意先毎の区分
2 得意先区分2 得意先マスタ上の得意先毎の区分
3 商品区分1 商品マスタ上の商品毎の区分
4 商品区分2 商品マスタ上の商品毎の区分
5 伝票区分1 売上伝票上の伝票毎の区分
6 伝票区分2 売上伝票上の伝票毎の区分
7 得意先
8 商品

(2).欄項目

頁内の横方向の集計項目です。設定なしでも構いません。 指定できる項目は次の通りです。

1 得意先区分1 得意先マスタ上の得意先毎の区分
2 得意先区分2 得意先マスタ上の得意先毎の区分
3 商品区分1 商品マスタ上の商品毎の区分
4 商品区分2 商品マスタ上の商品毎の区分
5 伝票区分1 売上伝票上の伝票毎の区分
6 伝票区分2 売上伝票上の伝票毎の区分
7 商品部門 商品マスタ上の商品毎の4の部門
8 決済区分 掛売り、現金売りの区分
9 日付 売上日、最高31日間
10 月度 売上月、開始日より1ヶ月毎に区切られる。最高12ヶ月

(3).行項目

頁内の縦方向の集計項目です。1~3項目まで指定できます。指定できる項目は次の通りです。

1 得意先区分1 得意先マスタ上の得意先毎の区分
2 得意先区分2 得意先マスタ上の得意先毎の区分
3 商品区分1 商品マスタ上の商品毎の区分
4 商品区分2 商品マスタ上の商品毎の区分
5 伝票区分1 売上伝票上の伝票毎の区分
6 伝票区分2 売上伝票上の伝票毎の区分
7 得意先
8 支店
9 商品
10 商品部門 商品マスタ上の商品毎の4の部門
11 決済区分 掛売り、現金売りの区分
12 日付 売上日
13 月度 売上月、開始日より1ヶ月毎に区切られる
14 発送先

表示要素の設定

表示要素は画面や帳票に表示する項目です。次の中より複数選択できます。
表示方向は縦方向または横方向のいづれでも可能です。

1 数量
2 金額
3 原価
4 粗利
5 粗利率

前年対比の設定

前年の実績を表示し対比させることができます。次の中より複数選択できます。
表示方向は縦方向または横方向のいづれでも可能です。

1 前年実績
2 増減額(数)
3 増減率
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