販売管理ムシステム Fine

FINEは入力から出力まで自由なカスタマイズ機能のある販売管理システムです

4-1 システム設定

システム設定は会社の基本情報や会社独自の処理方法を設定するものです。
メニューの「設定」の「システム設定」を選んで下さい。
システム設定ダイアログが表示されます。システム設定ダイアログには自社、用途、取引先、商品、決済、見積書特記、発生伝票、決済伝票、帳票、計算規則の10個のタブがあり、各々の設定を行います。

4-1-1 自社

自社の基本情報を設定します。

会社名

貴社の会社名または事業所名を漢字20文字(半角40文字、混在可)以内で設定します。

郵便番号

貴社の電話番号を半角文字で0776364629のようにハイフォンを付けずに設定します。

住所

貴社の住所を漢字20文字(半角40文字、混在可)x2行以内で設定します。

電話番号

貴社の電話番号を半角文字で設定します。

FAX番号

貴社のFAX番号を半角文字で設定します。

Eメール

貴社のEメールアドレスを半角文字で設定します。

ログインパスワード

ログインパスワードを設定すると、起動時にログインダイアログを表示し、ここで設定したログインパスワードを求めるようになります。半角文字で設定します。

実行確認パスワード

実行確認パスワードは、データに重要な変更を行う処理を間違って実行しないように、実行前に確認を行うためのパスワードです。半角文字で設定します。

年度表記法

当システムで表示する日付は西暦または和暦のどちらでも表示できます。何時でも変更可能です。ただし入力時はこの設定に拘わらず西暦で入力します。

起動時設定

起動時に表示される、会社選択ダイアログおよびデータベース接続ダイアログは、各ダイアログで表示しないようにできます。表示しなくなったダイアログを表示するには、ここのチェックを取ります。

4-1-2 用途

当システムではマスタ等項目で自由に用途を設定できるものがあります。これらの用途名を設定します。

区分の用途

得意先、仕入先、商品マスタ、および売上、仕入伝票には各々2つ、また発送先マスタには一つの自由な用途に使用できる区分があります。例えば得意先マスタに地区と担当者の区分を設ける等のことが可能です。この区分を用いて各種集計表を作成することができます。ここでは各マスタの区分の用途名を設定します。以後、ここで設定した用途がそれぞれのマスタでの区分名として表示されます。

table
仕入先区分1 支払先マスタの区分1の用途名を設定します。
仕入先区分2 支払先マスタの区分2の用途名を設定します。
得意先区分1 得意先マスタの区分1の用途名を設定します。
得意先区分2 得意先マスタの区分2の用途名を設定します。
商品区分1 商品先マスタの区分1の用途名を設定します。
商品区分2 商品先マスタの区分2の用途名を設定します。
仕入区分1 仕入伝票の区分1の用途名を設定します。
仕入区分2 仕入伝票の区分2の用途名を設定します。
売上区分1 売上伝票の区分1の用途名を設定します。
売上区分2 売上伝票の区分2の用途名を設定します。
発送先区分 発送先マスタの区分の用途名を設定します。
共通区分1 共通区分1の用途名を設定します。
共通区分2 共通区分2の用途名を設定します。

共通区分
共通区分を用いれば、異なるマスタや伝票に同じ区分を用いることが出来ます。例えば、仕入先マスタと得意先マスタに共通して地区を設定したい場合は、共通区分の用途名を「地区」と設定し、同じ用途名を仕入先区分と得意先区分にも用いれば仕入先マスタと得意先マスタは同じ区分を共有することができます。

副コードの用途

得意先、仕入先および商品は主コードの他に副コードを使用することができます。特に商品は2つの副コードがあります。主コードは得意先等を特定するためのもので一意でなければなりませんが、副コードは主コード以外の方法で得意先等を呼び出したり、検索するためのもので、カナ名や品番等に自由に使えます。副コードには重複キーも許されます。
これら副コードの用途名を設定します。以後、ここで設定した用途名画がそれぞれのマスタの副コード名として表示されます。

仕入先副コード 支払先マスタの副コードの用途名を設定します。
得意先副コード 得意先マスタの副コードの用途名を設定します。
商品副コード1 商品先マスタの副コード1の用途名を設定します。
商品副コード2 商品先マスタの副コード2の用途名を設定します。

その他の用途

その他、当システムの下記の項目は用途名を変えることが可能です。

仕入発送先 支払伝票の発送先の用途名を設定します。
売上発送先 売上伝票の発送先の用途名を設定します。
入り数 入り数の用途名を設定します。
箱数 箱数の用途名を設定します。

4-1-3 取引先

仕入先および得意先を総称して取引先といいます。仕入先マスタおよび得意先マスタで使用する項目の値を設定します。
また日本語入力を使用する項目の入力方法ほ設定します。

集金方法

仕入先および得意先に設定する集金方法のリストを設定します。

顧客管理

仕入先および得意先に設定する顧客管理項目のリストを設定します。

敬称

仕入先および得意先に設定する敬称のリストを設定します。

日本語入力

仕入先および得意先の下記の項目のの日本語入力の初期状態を設定します。
状態は「なし」,「オン」,「オフ」,「無効」,「ひらがな」, 「全角カタカナ」, 「半角カタカナ」, 「全角英数字」,「半角英数字」より選択します。

仕入先コード 仕入先コードの日本語入力の設定します。
仕入先副コード 仕入先副コードの日本語入力の設定します。
仕入先名 仕入先名の日本語入力の設定します。
得意先コード 得意先コードの日本語入力の設定します。
得意先副コード 得意先副コードの日本語入力の設定します。
得意先名 得意先名の日本語入力の設定します。

オプションタブ表示

仕入先および得意先の登録ダイアログにオプションタブを表示する場合にチェックします。
オプションタブにはあまり使用しない項目が納められています。

仕入先規定値

仕入先マスタで得意先を新規作成する時の締日区分と集金日の規定値を設定します。

得意先規定値

得意先マスタで得意先を新規作成する時の締日区分と集金日の規定値を設定します。

4-1-4 商品

商品に関する設定をします。

商品マスタ

商品マスタにおける規格および入り数の扱いを設定します。

規格 商品マスタにおける規格の扱いを下記のいずれかに設定します。
入力なし 商品マスタに規格を入力しません。
商品属性 商品マスタに規格を入力し、商品コードにより規格は決まります。
伝票の初期値 商品マスタに規格を入力しますが、1つの商品コードが複数の規格をもつ場合があります。商品マスタの規格は伝票の初期値です。
入り数 商品マスタにおける入り数の扱いを下記のいずれかに設定します。
入力なし 商品マスタに入り数を入力しません。
商品属性 商品マスタに入り数を入力し、商品コードにより入り数は決まります。
伝票の初期値 商品マスタに入り数を入力しますが、1つの商品コードが複数の入り数をもつ場合があります。商品マスタの入り数は伝票の初期値です。

特殊な商品コードの範囲

特殊な意味を持つ商品コードの範囲を設定します。省略可能です。設定する場合は開始コードと終了コードの両方を指定して下さい。

値引き 値引きとして扱われる商品の範囲を設定します。この範囲の商品は値引きとして集計されます。
軽油 軽油として扱われる商品の範囲を設定します。この範囲の商品のは軽油税の計算対象となります。

小数桁数

数量等の小数以下の桁数を設定します。運用途中で変更も可能です。

入り数 入り数の小数以下の桁数を0~3の範囲で設定します。
数量 数量の小数以下の桁数を0~3の範囲で設定します。
単価 単価の小数以下の桁数を0~2の範囲で設定します。

単位

商品マスタや伝票入力時に単位一覧表を表示して選択することが出来ます。その単位一覧表を設定します。

商品部門

得意先別の単価率で売上単価を算出している場合に、一つの会社で商品の価格体系の異なる部門がある場合には、得意先別の単価率を設定するだけでは対応できない場合があります。そのような場合は商品部門を設けることにより、得意先別商品部門別に単価率を設定できるようになります。商品部門を設ける場合は「商品部門を使用」にチェックし部門名を設定して下さい。

日本語入力

商品の下記の項目のの日本語入力の初期状態を設定します。
状態は「なし」,「オン」,「オフ」,「無効」,「ひらがな」, 「全角カタカナ」, 「半角カタカナ」, 「全角英数字」,「半角英数字」より選択します。

商品副コード1 商品副コード1の日本語入力の設定します。
商品副コード2 商品副コード2の日本語入力の設定します。
商品名 商品名の日本語入力の設定します。
規格 規格の日本語入力の設定します。

重複チェック

商品副コードは規定では同じものがあっても構いませんが、バーコード等として使用する場合に重複が無いようにしたい場合は重複を禁止することが出来ます。重複チェックは入力済みの商品には行いません。

商品副コード1は重複しない 商品副コード1の重複を禁止します。
商品副コード2は重複しない 商品副コード2の重複を禁止します。

商品マスタ登録でオプションタブを表示

商品登録ダイアログにオプションタブを表示する場合にチェックします。
オプションタブにはあまり使用しない項目が納められています。

4-1-5 決済

支払および入金に関する設定を行います。

決済科目

支払伝票および入金伝票で使用する決済科目コード1~8に対して科目名を設定します。

補助科目

支払伝票および入金伝票で使用する補助科目1~8に対して補助科目名を設定します。補助科目を使わなければ省略できます。

手形の科目コード

手形の科目コードを設定します。このコードの科目で手形管理を行います。

調整科目の開始コード

調整科目の開始コードを設定すると、この科目コード以降を調整額として扱います。調整額は請求書等に表示することができます。

4-1-6 見積書特記

見積書の特記事項を設定します。見積書には特記事項を4つまで設定できます。各特記事項には用途と特記内容を設定します。

用途

特記の用途として納期、納入場所、支払条件等を設定します。

特記

用途に応じた特記内容のテンプレートが最大の4つまで設定できます。ここに設定した内容は見積書作成時に一覧され選択することが出来ます。

4-1-7 発生伝票

見積、受注、仕入、売上の伝票を総称して発生伝票といいます。ここでは発生伝票に関する入力項目や表示項目の設定を行います。

伝票種別

設定する伝票の種別を見積書、受注伝票、売上伝票、仕入伝票より選択します。

オプション入力

下記の項目は規定では伝票に表示されませんが、チェックを付けることにより表示され入力できるようになります。

支店 得意先の支店を入力します。
発送先 商品の発送先を入力します。
決済区分 現金取引、掛取引の区分を入力します。(規定値:掛取引)
伝票区分1 伝票区分1を入力します。
伝票区分2 伝票区分2を入力します。
納品区分 納品区分を入力します。(規定値:在庫)
納品日 納品日を入力します。(規定値:売上日と同じ)
記事 ヘッダで記事をを入力します。
備考 フッター部で備考をを入力します。
規格 明細で規格を入力します。
入り数 明細で入り数を入力します。
個体識別番号 明細で個体識別番号を入力します。
箱数 明細で箱数を入力します。
バラ数 明細でバラ数を入力します。
単価表示区分 明細で単価表示区分を入力します。
原価単価 明細で原価単価を入力します。
売価単価 明細で売価単価を入力します。
摘要 明細で摘要を入力します。

オプション表示

下記の項目は規定では伝票に表示されませんが、チェックを付けることにより表示されるようになります。

商品副コード1 明細に商品副コード1を表示します。
商品副コード2 明細に商品副コード2を表示します。
標準単価 明細に標準単価を表示します。
標準単価率 明細に標準単価率を表示します。
粗利金額 明細に粗利金額を表示します。
粗利率 明細に粗利率を表示します。
在庫数 明細に在庫数を表示します。

明細行数

伝票明細の最大行数を設定します。印刷する伝票の行数より多くても構いません。その場合は複数枚の伝票に印刷されます。

日本語入力

伝票の下記の項目のの日本語入力の初期状態を設定します。
状態は「なし」,「オン」,「オフ」,「無効」,「ひらがな」, 「全角カタカナ」, 「半角カタカナ」, 「全角英数字」,「半角英数字」より選択します。

記事 ヘッダにある記事の日本語入力の設定します。
摘要 明細にある摘要の日本語入力の設定します。
備考 フッタにある備考の日本語入力の設定します。

伝票番号生成法

伝票番号を自動付番するときの方法を選択します。

総連番 グループ別の連番。
グループ別で最後に入力された伝票の伝票番号+1になります。
取引先別連番 取引先別の連番。
取引先別で最後に入力された伝票の伝票番号+1になります。

その他

伝票に関するその他の項目を設定します。

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伝票を発行する チェックを付けると、伝票登録時に伝票が印刷できるようになります。
送り状を発行する チェックを付けると、伝票登録時に送り状が印刷できるようになります。
最後の取引単価を記憶する チェックを付けると、伝票登録時に取引単価を契約単価マスタに自動登録します。

4-1-8 決済伝票

支払および入金伝票を総称して決済伝票といいます。ここでは決済伝票に関する入力項目や表示項目の設定を行います。

伝票種別

設定する伝票の種別を支払伝票、入金伝票より選択します。

オプション入力

下記の項目は規定では伝票に表示されませんが、チェックを付けることにより表示され入力できるようになります。

支店 得意先の支店を入力します。
補助科目 明細で補助科目を入力します。
証憑番号 明細で証憑番号を入力します。
手形期日 明細で手形期日を入力します。
摘要 明細で摘要を入力します。

日本語入力

伝票の下記の項目のの日本語入力の初期状態を設定します。
状態は「なし」,「オン」,「オフ」,「無効」,「ひらがな」, 「全角カタカナ」, 「半角カタカナ」, 「全角英数字」,「半角英数字」より選択します。

摘要 明細にある摘要の日本語入力の設定します。

請求額表示

決済伝票の入力時に前回請求額を表示する方法を選択します。請求額を表示すると決済後の残高も表示されます。

しない 請求額を表示しません。
手動 請求額欄をクリックして請求額を表示します。
自動 取引先コードを入力すると自動で請求額を表示します。

その他

伝票に関するその他の項目を設定します。

伝票発行する チェックを付けると、伝票登録時に伝票が印刷できるようになります。

4-1-9 帳票

印刷帳票に関する設定を行います。

帳票フォーム設定

当システムでは、見積書、伝票、元帳、顧客管理帳票等の帳票が自由にデザインできるようになっています。このデザインを設定したファイルを帳票フォームと呼びます。帳票フォームは会社設定フォルダに置かれます。ここでは各帳票にどの帳票フォームを使用するかを設定します。
帳票フォームを設定するにはまず、設定しようとする帳票種別をコンボボックスより選択します。
次に選択した帳票種別に対して帳票フォームを[…]ボタンで選択します。一つの帳票種別に対して複数の帳票フォームが設定できます。

帳票の自社名欄

自社名、住所、振込先等をここに設定することにより、帳票フォームより参照することができます。住所や振込先等が変更された場合でも、ここを変更すれば帳票フォームを変更しなくてもよくなります。

請求書出力条件

余分な請求書を出力しないための条件を設定します。以下のチェックされた条件のどれかに一致すると請求書が出力されます。

当月残>0 当月請求額がプラスの場合に出力します。
当月残<0 当月請求額がマイナスの場合に出力します。
売上あり 当月に売上があれば出力します。
入金あり 当月に入金があれば出力します。

得意先元帳出力条件

余分な得意先元帳を出力しないための条件を設定します。以下のチェックされた条件のどれかに一致すると得意先元帳が出力されます。

期末残>0 期末残高がプラスの場合に出力します。
期末残<0 期末残高がマイナスの場合に出力します。
売上あり 当期に売上があれば出力します。
入金あり 当期に入金があれば出力します。

仕入先元帳出力条件

余分な仕入先元帳を出力しないための条件を設定します。以下のチェックされた条件のどれかに一致すると仕入先元帳が出力されます。

期末残>0 期末残高がプラスの場合に出力します。
期末残<0 期末残高がマイナスの場合に出力します。
仕入あり 当期に仕入があれば出力します。
支払あり 当期に支払があれば出力します。

管理帳票

帳票フォーム以外で作られる管理帳票に関する設定を行います。

出力日時を表示する 帳票のヘッダ部分に出力日時を印刷します。
罫線を表示する 帳票に罫線を印刷します。
網掛を表示する 帳票の合計部に網掛を行います。

4-1-10 計算規則

計算規則に関する設定を行います。

消費税

消費税に関する設定を行います。

消費税改定日 消費税が改定された日を設定します。
改定前税率 消費税改定日より以前の消費税率を設定します。
改定後税率 消費税改定日より以降の消費税率を設定します。

仕入消費税規定値

仕入先マスタに設定する消費税に関する項目の規定値を設定します。

計算方法 仕入先マスタに設定する消費税の計算方法の規定値を締日毎、伝票毎、明細毎、支店別、支店別分類別、その他より選択します。
端数処理 仕入先マスタに設定する消費税の端数処理方法の規定値を切り捨て、切り上げ、四捨五入より選択します。

売上消費税規定値

得意先マスタに設定する消費税に関する項目の規定値を設定します。

計算方法 得意先マスタに設定する消費税の計算方法の規定値を締日毎、伝票毎、明細毎、支店別、支店別分類別、その他より選択します。
端数処理 得意先マスタに設定する消費税の端数処理方法の規定値を切り捨て、切り上げ、四捨五入より選択します。

軽油税

軽油税に関する設定を行います。

軽油税改定日 軽油税が改定された日を設定します。
改定前税額 軽油税改定日より以前のリッター当りの軽油税額を設定します。
改定後税額 軽油税改定日より以降のリッター当りの軽油税額を設定します。
単価表示 商品単価に軽油税が含まれるかどうかを設定します。
計算方法 軽油税の計算方法を締日毎、伝票毎、明細毎より選択します。
端数処理 軽油税の端数処理方法の規定値を切り捨て、切り上げ、四捨五入より選択します。

数量×単価の端数処理

取引先マスタに設定する数量×単価で算出される金額の端数処理方法の規定値を設定します。

仕入金額 仕入先マスタに設定する数量×単価で算出される仕入金額の端数処理方法の規定値を切り捨て、切り上げ、四捨五入より選択します。
売上金額 得意先マスタに設定する数量×単価で算出される売上金額の端数処理方法の規定値を切り捨て、切り上げ、四捨五入より選択します。

率単価の端数処理

取引先マスタに設定する率で算出される単価の端数処理方法の規定値を設定します。
仕入単価 仕入先マスタに設定する率で算出される仕入単価の端数処理桁位置と端数処方法の規定値を選択して設定します。
売上単価 得意先マスタに設定する率で算出される売上単価の端数処理桁位置と端数処方法の規定値を選択して設定します。

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