第13章 マイク放送機能
マイク放送機能とは、パソコンのマイク入力端子より入力された音声をパソコンのスピーカー出力端子に出力する機能です。
「放送名人」を起動中は通常マイクはオフになっています。
マイクの利用は今日の放送画面の10.3 ON AIRパネルで「マイクによる放送」を選択すると利用できるようになります。
通常パソコンにマイクを取り付けて、マイクに話しかけてもスピーカーには出力されません。これはスピーカーから出る音をマイクが拾い、これを増幅してスピーカーに拡声し、これをまたマイクが拾い、ループして「キーン」という音を出すこと(ハウリング)を避けるためです。
マイクの音をスピーカに出力するようにするには再生と録音の設定が必要になります。
再生の設定
タスクトレーにあるスピーカーのアイコンを右クリックします。
コンテキストメニューより「サウンドの設定を開く(E)」を選択します。
画面右側の「サウンドコントロールパネル」をクリックします。
サウンドコントロールパネル
サウンドコントロールパネル表示されます。
サウンドコントロールパネルの「再生」タブを開きます。
「再生」タブにスピーカーが表示されない場合は、右クリックメニューより「無効なデバイスの表示」を選びます
スピーカー/ヘッドホーンが無効になっている場合は右クリックメニューより「有効」を選びます。
スピーカー/ヘッドホーンに「既定のデバイス」と表示されていない場合は「規定値に設定」ドロップダウンより「既定のデバイス」を選択します。
スピーカー/ヘッドホーンを選択してプロパティボタンを押します
スピーカー/ヘッドホーンのプロパティ
スピーカー/ヘッドホーンのプロパティが開きます。
「レベル」タブを開きます。
スピーカー/ヘッドホーンのボリュームをスライドバーで調整して下さい。が表示されている場合は出力がミュート(消音)状態です。この場合は全てのの音はスピーカーに流れません。クリックして。にすれば音がスピーカーに流れるようになります。
マイク音のミュート
スピーカー/ヘッドホーンの下に複数の入力デバイスの音量調整があります。
ここでの音量の設定は音を直接スピーカーに出すための設定です。この設定でマイク音をスピーカーに出すと「放送名人」を通したマイクと音と重複して聞きづらくなりますので、マイク音をミュート(消音)に設定します。
入力デバイスから「マイク」「Rear Pink In」「Front Pink In」を見つけて下さい。「Pink In」とはピンク色の入力端子を意味します。
これらのデバイスでになっていればマイクの音がスピーカーに流れます。クリックしてミュート(消音)状態にします。
[OK]を押してスピーカー/ヘッドホーンのプロパティを保存します。
録音の設定
次にサウンドコントロールパネルの「録音」タブを開きます。
「録音」タブにマイクが表示されない場合は、右クリックメニューより「無効なデバイスの表示」を選びます
マイクが無効になっている場合は右クリックメニューより「有効」を選びます。
マイクを選択して「マイクのプロパティ」を開きます。
「聴く」タブを開き、「このデバイスを聴く」にチェックします。
「このデバイスを使用して再生する」のコンボボックスより出力するスピーカーを選択します。
「既定の再生デバイス」を選らぶと「再生」タブで既定のデバイスに設定されているデバイスに出力されます。
これでマイクで入力した音がスピーカーに出力されるようになります。
入力側音量の調整
マイクの入力側で音量の調整を行うには、マイクのプロパティ画面で「レベル」タブを開きます。
マイクのボリュームをスライドバーで調整して下さい。が表示されている場合は入力がミュート(消音)状態です。この場合はマイクの音はスピーカーに流れません。クリックして。にすればマイクの音がスピーカーに流れるようになります。ここでの音量調整はマイクの入力音の調整です。
出力側音量の調整
上記とは別にマイクの音量をスピーカーからの出力側で調整する方法があります。タスクトレーにあるスピーカーのアイコンを右クリックしメニューより「音量ミキサーを開く(M)」を選択します。
前述の「このデバイスを聴く」にチェックが有る場合には、音量ミキサーにマイクが表示されます。これはマイクのスピーカーへの出力時の音量調整のためのものです。が表示されている場合は出力がミュート(消音)状態です。この場合マイクの音はスピーカーに流れません。クリックして。にすればマイクの音がスピーカーに流れるようになります。マイクのボリュームはスライドバーで調整して下さい。
このようにマイクの音量の調整は入力側と出力側の両方で可能ですが、マイクの入力側または出力側のいずれかでミュートがオンになっていればスピーカーにマイクの音は流れません。